アートとサイエンス
この方の言うアート、
ウチ、好きだわ。
個人の特異性から世界の普遍性をみつけて、
その世界の普遍性をまた個人の特異性に還元する。
アート→サイエンス
の流れが好きだ。
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個人の特異性、つまりパティキュラリティ(particularity)から世界の普遍性、つまりユニバーサリティ(universality)を見るのがアートの本質であって、一方でユニバーサリティというところから出発して、個別のもの、つまりパティキュラリティを見ていくのがサイエンスの本質なんです。
それを意識した上で両者をもう一回見返してみようということが、アートとサイエンスを一緒に並べる意味だと思うんです。
そのようなアートとサイエンスの本質を再認識するための場作りがもっとも大切な気がしています。
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やはり、サイエンスはテクノロジーよりもアートと結び付いたほうが個人レベルでは幸せになれると思っています。
政策はつまるところ個人の幸せよりも国家が生き延びることを目的としているから、サイエンスをテクノロジーと結び付けたのではないでしょうか。
しかし、個人の幸福を追求すのであれば、サイエンスはアートと結びつくべきでしょう。
人類の営みというものは究極的には「一人一人が幸せに生きていくためにはどうしたらいいか」ということの追求に行き着くんだと思うんです。